【実話】コイウタ・完
せあらちゃんは、どんな詞を書くんだろ…?
ライバルのことを意識しながらも、私は今出来ることを精いっぱいやろうと思った。
私の曲のタイトルは、『BOY』
せあらちゃんは『JOY』
タイトルは先に用意されていた。
私は、考えてる詞とぴったりのタイトルだと思う。
曲をもらい佑斗の家に帰る途中、さっそく詞を考えた。
『BOY』で、私はデビューする。
そしてたくさんの人に私の歌を届けるんだ…。
だからリアルな私の想いを、ありのまま残したい…。
佑斗の部屋に行くと、お風呂に入っているのか佑斗の姿は見当たらなかった。
自分のデビュー曲が決まった私は、嬉しくて早く詞を乗っけて歌いたくて、すぐ作詞を始めた。
3時間もすると、
自分の言葉で…
自分の想いを…
正直に書いた詞が出来る。