【実話】コイウタ・完
『おい!何やってんだよ!!』
『行かないで…』
腕から大量の血が流れ出す…。
『………なぁ…目の前で好きな人にそんなことされる俺の気持ち分かる…?俺…詩音といると苦しいよ…好きなのに…。俺がいると詩音はダメになってく…』
佑斗は頭を抱えてうずくまった。
私は、頭がおかしくなったかのように叫びながら泣いた。
呼吸が早くなって、息が出来ない…。
体が震えて、頭がぼーっとしてきた…。
意識が飛びそうな感覚になる…。
涙が止まらない………。