【実話】コイウタ・完



携帯を閉じて、ベッドに横になる。


佑斗がいないと私は、この世界にたった一人残されたような孤独に襲われた…。


じわじわと目頭が熱くなってきて、我慢出来ずに泣いた。



このまま連絡が来なかったら…



私は、どうやって夢を頑張ればいいの…?

佑斗がいないなら、夢なんていらないよ…




ただ…、佑斗さえ傍にいてくれれば…それだけで幸せなのに…。



私、欲張りになっていたんだね…


佑斗の夢も応援出来ないくらい
心の狭い彼女だったね…


ねぇ…佑斗?



私たち今どうなってるの…?





―さよなら―


って言葉は聞きたくないよ…




でも、このままの方がもっともっと苦しいよ…。

< 208 / 485 >

この作品をシェア

pagetop