【実話】コイウタ・完
携帯を閉じて、ベッドに横になる。
佑斗がいないと私は、この世界にたった一人残されたような孤独に襲われた…。
じわじわと目頭が熱くなってきて、我慢出来ずに泣いた。
このまま連絡が来なかったら…
私は、どうやって夢を頑張ればいいの…?
佑斗がいないなら、夢なんていらないよ…
ただ…、佑斗さえ傍にいてくれれば…それだけで幸せなのに…。
私、欲張りになっていたんだね…
佑斗の夢も応援出来ないくらい
心の狭い彼女だったね…
ねぇ…佑斗?
私たち今どうなってるの…?
―さよなら―
って言葉は聞きたくないよ…
でも、このままの方がもっともっと苦しいよ…。