【実話】コイウタ・完
『ちゅっ☆』




……………。


一瞬何が起きたか分からなかった。


佑斗は、真っ赤な顔してる。



恥ずかしさのあまり、顔を見られたくなくて佑斗の胸に顔をうずめた…。


そしたら、そっと抱き締めてくれた…。


『うわっ!俺、どうしていいか分かんないっ!』


そう言って慌てる佑斗。



『ぷっ☆(笑)』


ついつい、耐えきれず笑ってしまう。


『恥ずかしいねっ!(笑)』


『うんっ。恥ずかしい…。佑斗のばかっ!!』


佑斗との初めてのキス…。

なんだか恥ずかしくて…ドキドキで心臓が飛び出そうなくらい緊張したけど、佑斗の不器用なキスが妙に可愛くて…もっともっともーっと好きになった。



『あっ!そういえばこれ…。』


そう言って、佑斗がポッケの中から小さな箱を取り出した。




『あと3日後は、詩音の15才の誕生日じゃんっ?だからプレゼント。開けてみて?』


『え…っ!うそ…。ありがとう…っ!』


佑斗の手から、その小さい箱を受け取って開けてみた。
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