【実話】コイウタ・完
『お疲れー!』
大きな手で私の頭をぽんっと叩くジュンさんは、やっぱり大人だからかすごく落ち着く…。
『お疲れ!ってか急すぎてかなり急いだからね!(笑)』
弟しかいない私は、J-Kidsに出会ってお兄ちゃん、お姉ちゃんと言える存在が出来て本当に嬉しい…。
『ていうか!!今日ねっ……』
今日あった出来事…
今日思ったこと…
仕事の相談…
なにも言わず聞いてくれるジュンさん。
出会ってまだ1ヵ月も経っていないのに、普段はなかなか心を開かない私が、こんなにも素でいられるなんて自分でもびっくりしていた。
『頑張れよ☆』
そのたった一言が、私にとってパワーになる。
『今からみんな来るからさ!』
ジュンさんの言葉と同時にJ-Kidsのメンバーがちらほらと集まりはじめる。