【実話】コイウタ・完
弾き語りの練習では、上達するのは楽しかったけど、鍵盤をもう見たくない時もあったほど、ピアノと毎日向き合ってた…。
最初は、ピアノを弾くのに精一杯で、同時に歌を歌うことが出来ない自分にイライラしたり、泣きながら夜中に一人でヘッドホンをして練習したりもした。
一番大切なのは、弾き語りをしてピアノを完璧に弾くことじゃなくて、ピアノで歌を引き立たせることだから…。
一番聴かせたいのは歌。
なのに、鍵盤から目を離して弾くことが出来ない私…
―指が覚えるまでやらなきゃ―
―自然に指が動く位にしなきゃ―
そう思って、必死で頑張った。
サポートメンバーとの合同リハの他に、この1ヵ月間…今井さんにピアノを教わってきた。
その成果を明後日、全て見せられたらいいな…。