【実話】コイウタ・完


『ねぇねぇ!プリクラ撮りにいこ!』

佑斗と童夢が初めて会った記念に…、そして3人の思い出を作りたくて急に思いついたことを言った私に二人は快くOKしてくれた。



一旦おうちに帰り、パパとママにお願いをして2つ隣の駅まで車で送ってもらいゲーセンへ向かう。


車の中、私の家族と佑斗が普通に会話してることが不思議でおかしくなった。

車内に響く笑い声に、嬉しくて胸がきゅんとなる。




――――――――――――――




『そろそろ帰るよ!』

夜ご飯の買い物を済ませたママとパパが私たちに言った。



ゲーセンでは、ゲームをしたりプリクラを撮ったり、散々遊んで楽しんだ。


3つに切り分けたプリクラを見ながら、一人で幸せに浸る帰りの車の中…。


このまま佑斗もうちに住めばいいのにな…。



なんて考えてた。



< 44 / 485 >

この作品をシェア

pagetop