【実話】コイウタ・完

2005年5月



―5月―


佑斗がうちに来るのは当たり前になっていた。


初めて来た日は、まだ宮脇家の家族の中にいるのは違和感があったけど、今は全くない。




『今日は佑斗くん来んと?』

『明日来るよ☆』


家族の中でも自然と佑斗が来るのが当たり前になっている。


〜♪〜♪〜


――――――――――――――
>From 佑斗
Sub ごめん。
まじごめん。
明日、行けなくなった。
寮の先輩に練習誘われてさ!
――――――――――――――



受信メールを開いて、私は固まった。


え?なんで?
先に約束したのは私でしょ?


やだよ。
やだやだやだ…。

寮の先輩とは、同じ所に住んでるんだからいつでも会えるじゃん。

私より先輩を優先するの?




―最近そう思う事が増えた―




――――――――――――
To 佑斗
Sub なんで?
先に約束したのは私だよ!
やだ!絶対やだ。
――――――――――――


―送信しました―




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