【実話】コイウタ・完
――――――――――――――
2004/12/25 0:00
To 佑斗
Sub 詩音だよ♪
☆★☆★☆★☆★☆★
お誕生日おめでとう!
★☆★☆★☆★☆★☆
いきなりメアド聞いてごめん。
びっくりした?(笑)

――――――――――――――


―送信しました―


初めて佑斗に送ったメール。
メアドを聞いてから、すぐには送らなかった。


12月25日は佑斗の誕生日



だから0時ぴったりに、他の誰よりも先に『おめでとう』を言いたかったんだ…。




メールが返ってくるのが、待ち遠しくて携帯をずっと握り締めて待ってた。



〜♪〜♪〜



――――――――――――――
2004/12/25 0:12
>From 佑斗
Sub 無題
ありがとう!
メアド全然平気だよ☆
びっくりしたけど。(笑)
――――――――――――――



佑斗からの受信メール。
メールを打つ姿を想像して
おもわずニヤけた。


たったこれだけの文章が…
佑斗の文字が…
嬉しくて仕方なかった。



それから朝まで、佑斗のことをもっと知りたくて色々質問責めをし、私のことも沢山話した。


私が質問をすると、佑斗も聞き返してくれる。


私のことも知りたいって少しは思ってくれてるのかな?


そう考えると、それだけでたまらなく嬉しくなった。



佑斗は、メールが苦手らしい。


なのに、私と途切れることなくメールをしてくれる…。


そうやって少しずつお互いの事を知っていった…。
< 6 / 485 >

この作品をシェア

pagetop