【実話】コイウタ・完
『おじゃまします!』
今日は、私が佑斗んちに泊りに行った。
トントンッ。
二人で過ごしていると、佑斗の部屋がノックされた。
『はーい。』
佑斗は、私にクローゼットに隠れるように合図をしてドアに向かう。
佑斗の住んでる男子寮は女子禁制だから、私がいることがバレたら佑斗は退寮になってしまう。
『おぉ!渡辺さんと信ちゃんか!』
『あ!詩音ちゃん来てるんだ!(笑)』
私の荷物を見つけたのか、渡辺さんの声が聞こえて、安心してクローゼットの外に出る。
ちょくちょく遊びに行ってたから、佑斗の部屋のお隣さんやお向かいさんとは顔見知り。
『こんにちは☆』
渡辺さんと信一さんに挨拶をすると
『こんにちは!』
と返してくれた。