【実話】コイウタ・完
佑斗に『俺の彼女です』って寮の人に紹介してもらってから半年…。
佑斗の寮のみんなは、私のことを妹のように可愛がってくれる。
『今日詩音ちゃんもいるの?みんなで夜、信ちゃんの部屋に集まろうと思ってんだよね。』
『あ〜!行けたら行きます!』
佑斗がそう言うと、渡辺さんと信一さんは部屋から去っていった。
『ねぇ!私も今日寮にいたいな!』
佑斗と一緒にいたいってのもあるけど、帰ったら私は家で寂しいのに、佑斗はみんなでワイワイするんだろうなって考えたら、帰りたくなくなった。
そんなこと、口が裂けても佑斗には言えないけど…。
『いいよ!その代わりちゃんと詩音ママには連絡するんだよ?』
『うん!!』
意外にも佑斗は、私が寮に泊まることをOKしてくれた。