【実話】コイウタ・完
『詩音?今日学校だぞ!』
『あ〜…。具合悪くて連絡出来なかった。』
『そうか…。大丈夫か!?連絡ぐらいしろよ?』
『は〜い。』
『今日はもう休むか?』
『うん。休む…。ママにも自分で言っとくから連絡しないで?』
『分かった!じゃあお大事に!』
電話を切った。
『詩音いいの?(笑)』
佑斗がまだ眠そうな声で聞いてきたから、
『明日はちゃんと行くからいいや☆だから夕方のレッスンまで寝る…。』
そう言ってまた眠りに着いた。
本当はこんなのダメだって分かってる。
レッスンも学校も、夢の為だし頑張らなきゃなのにさぼるなんて…。
家族だって、私の夢の為に、わざわざ仕事を変えたり、学校を転校して、長崎から来てくれたのに…。