【実話】コイウタ・完
その日、ずっと佑斗は落ち込んでた。
大事な練習に行けなかったことで…。
私は、胸が痛みながらも
『ドンマイだね…。』
と言うしかなかった。
こうやって、最近佑斗の夢を邪魔することが多くなってきた。
好きな人の夢を応援できない私は本当に最悪だった。
そしてもっと悪いことに、
自分の夢も、
正直どうでもよくなってきていて
佑斗ばかり優先していた。
また今日もうちへは、帰らない。
理由は、
佑斗といたいから…。
そして、次の日も学校とレッスンをさぼった。