GIOCO


場所へ向っている途中である人物を見つけた。


このゲームに参加する事になった護りたい、あの人。


「兵藤!」

「三枝、君?」


不思議そうな顔をしてオレを見た。


そういえば、ゲームに参加するって言うの忘れてた。


「オレも参加させられたんだ」

「…もしかして、私のせい?」

「そんな事ないから」


俯いた兵藤にそう言いかけた。


「アルト。何、それ」






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