グランディオ
話が終わると、ゼノスは一枚の紙切れを取り出してギルスに渡す。
「これは…?見たことの無い字で書いてあるが」
この世界に伝わる原詩《スフィリアル》語で書かれたものではない。古代の書物に記されている言葉にも、この字は見覚えが無い。
「クウェイトさんの置手紙さ。行き先を調べるために荷を調べてたら出てきたものさ。僕自身で調べたが知るにはどうやら最高権力が必要のようでね。このギルドですら調べられないんだ。グランディオの称号を手に入れることが出来なければ、その言葉の意味を知ることは出来ない」
「グランディオ…、魔の神王《トール》を倒した英雄セトスの呼び名」
グランディオとは古代の言葉で英雄・勇者と言った意味を持つ。スフィリアルにもその言葉はそのままの意味で使われ、そこに英雄セトスの呼び名として辞典にも記されている。
その称号は地の果てに住むといわれる幻獣王ガイアクラルトを倒したものに捧げられるものであり、中央区が管理する施設及び全ての情報を無料で使用でき、全ての地域に許可なしで出入りできる。
今までに戦いを挑んだ者で勝って帰ってきたものなどいない。戦う資格である君臨の証を持つ者でもその噂によって戦いにいかない。
「これは…?見たことの無い字で書いてあるが」
この世界に伝わる原詩《スフィリアル》語で書かれたものではない。古代の書物に記されている言葉にも、この字は見覚えが無い。
「クウェイトさんの置手紙さ。行き先を調べるために荷を調べてたら出てきたものさ。僕自身で調べたが知るにはどうやら最高権力が必要のようでね。このギルドですら調べられないんだ。グランディオの称号を手に入れることが出来なければ、その言葉の意味を知ることは出来ない」
「グランディオ…、魔の神王《トール》を倒した英雄セトスの呼び名」
グランディオとは古代の言葉で英雄・勇者と言った意味を持つ。スフィリアルにもその言葉はそのままの意味で使われ、そこに英雄セトスの呼び名として辞典にも記されている。
その称号は地の果てに住むといわれる幻獣王ガイアクラルトを倒したものに捧げられるものであり、中央区が管理する施設及び全ての情報を無料で使用でき、全ての地域に許可なしで出入りできる。
今までに戦いを挑んだ者で勝って帰ってきたものなどいない。戦う資格である君臨の証を持つ者でもその噂によって戦いにいかない。