ハピネス 〜女になった私〜



ノブくんは私の肩を抱いて、静かに話し出した。



「俺の彼女の未希。俺がめっちゃ好きで、一番大事な女の子。未希は俺に全部話してくれたし、それを聞いても俺の気持ちは変わらんかった。俺らはお互い納得して付き合ってるから、お前らにいらん心配してもらう必要もない。でも、お前らは俺の友達やから。未希の事も分かって欲しいねん。その為に今日連れて来てんから。」



ノブくんの話をみんなは黙って聞いてくれた。



ノブくんは、初めから私の障害を隠そうなんて思っていなかったんだ・・・



ありのままの私を、紹介してくれようとしてたんだ・・・



「ノブくんの彼女の高原未希です。・・・うっ・・・んっ・・・私は、普通の女の子とは少し違うけど・・・っノブくんの事が大好きだから・・っノブくんのお友達とも、仲良くなりたいです。うっ・・んっ・・・こんな私だけど、・・よろしくお願いします・・・」



途切れ途切れの言葉。



ノブくんは笑って私の頭をぐちゃぐちゃにした。




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