ハピネス 〜女になった私〜
カウントダウン
「行ってらっしゃ〜い!!」
「怪我しないでね?」
ペンションの玄関でノブくんと拓くんを送り出す。
旅行3日目にして、遂にギブアップ!!
もう体中が痛くて、ベッドから起き上がるのもやっと。
ポンコツの私と舞はお留守番。
ここへ来てからまだまともに滑っていない彼氏達は、文句を言いながらも楽しそうにボードを抱えて出掛けて行った。
二人が帰って来るまでする事のない私達は、部屋でのんびりゴロゴロ過ごす。
「やっぱこの部屋すごすぎっ!うちらの部屋なんて超ーシンプルだよ?」
さっきまで私とノブくんが寝ていたベッドの上で、舞がコロコロ転がっている。
「へへへ。ノブくんに感謝だな〜」
ニヤケる私の顔めがけて舞が枕を投げてきた。
「この幸せもの〜!!」
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