ハピネス 〜女になった私〜
自分の体が少しずつ男に成長していく事が怖くてたまらなかった。
うっすらヒゲが生えだして、足や腕の毛もどんどん濃くなっていく。
運動をさけても、筋肉はかたくなってしまう。
これから起こる声変わりや、自分の体にペニスがついている事が苦痛で仕方なかった。
私が男の子だった頃の名前は雄介。
自分の名前に“オス”という漢字が使われている事さえ嫌だった。
思春期真っ只中でも、舞が私に対する態度を変える事は一度もなかった。
それどころか、私を“女の子”として扱ってくれる様になった。
舞の胸を羨ましがる私に、ためらう事なく触らせてくれた。
“女の子同士だもん。恥ずかしくないよ!”
嬉しい言葉。
女の子の胸を触っても、私の下半身が反応する事はない。
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