ハピネス 〜女になった私〜

手術を受ければ、体も戸籍も女になれる。



そんな事が出来るなんて、私には魔法の様にしか思えなかった。



舞と二人でたくさんの情報を集めて、私は女になる為の道を選び、歩き出した。



中学３年生になって、高校進学を目指して勉強をする友達の中で、私は女になる事しか考えられなかった。



両親に進学はぜずにアルバイトをしてお金を貯めたいと伝えた。



お父さんは大反対で、今まで味方だったお母さんも、この時ばかりは強く進学を進めた。



結局私は、最後まで両親の意見を聞かずに受験をしないまま中学を卒業した。




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