ハピネス 〜女になった私〜
そして迎えた運命の日。
20歳になった私は、紹介されたタイの病院で性別適合手術を受けた。
痛みと恐怖。
死んでしまいそうな不安の中で、私は女に生まれ変わった。
日本に帰国した私を、お母さんと舞が迎えてくれた。
その晩、お母さんが私に“未希”という名前を付けてくれた。
未来に希望を持てる様にと・・・
「未希、胸を張って生きなさい。」
握ってくれた母の手の温もりを、私は一生忘れる事はないだろう。
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