ハピネス 〜女になった私〜
【4】恋人
告白
ずっと夜景を見ながら話していた。
隣から感じるノブくんの視線に気付いていたけど、私は1度もノブくんの顔を見る事が出来なかった。
繋いだ手はじんわりと汗ばんでいる。
「重いでしょ?こんな感じかな?うん、以上。ははっ」
泣かずに最後まで話せた事にホッとした。
こんな話、聞くだけでもしんどいのに、その上泣かれでもしたら、ノブくん本当に困っちゃうよ。
「未希ちゃん、俺の事好き?」
「え?」
「好き?」
.