虹色光るコロ
「杏樹ちゃん?どうしたの。うちらもいこ!」
そんなあたしに声をかけたのは瑛美だった。

「杏樹ちゃんほんとは、応援なんてしたくないんでしょ」

えっ・・・なんで分かるの?
この子になら話しても・・・いいのかな。

・・・・
・・・・

だめだよ。だって美麗にすら話してないんだよ。
ほぼ初対面の瑛美に話しちゃいけないでしょ。

「なーんにもないよっ★早くいこ。」

あたしはまた一つ自分に嘘をついた。
いっつもこうだ。自分が辛くなることには目を向けない。
それがあたし。
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