虹色光るコロ
「でも・・・」

「アタシは、堅志を好きになった。だから、」

『肇を捨てた。』

「アタシは、そんな肇の姿見てられなかった。
 入学式で楽しげに男子と話すこいつが・・・憎かったの。」

二人に、そんな思いがあるなんて知らなかった。

アタシは今まで一体何を見てきたのだろう。

胸が・・・・ちくちくと痛んだ。
< 37 / 83 >

この作品をシェア

pagetop