Last Love Letter
「何よ?
そんなに珍しい事?」

『うん。
鈴、いつも遅刻してくんじゃん。
明日雨でも降るかもしんねぇ〜な』

「賢、酷い〜」


酷いとは言いつつ笑っている鈴。
そんな鈴を見ながら


『で、何で?
何で今日は早いの?』


ふと、疑問に思っている事を聞いて見る。


鈴は俺の机に頬杖を付き


「今日ね、転入生来るってさ、聞いたから」

『ふ〜ん』


…転入生か。
そういや、愁もそんな事言ってたな…。


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