season
そして次の日。
「あや、行こっ」
「…う、うん」
はあ…ドキドキする。
バカぢゃん?
何にもないのに…
「じゃ、それぞれのとこで★」
「…ばいばい」
あたしが向かう場所の先には翔がいた。
「あやちやん?」
「あ。美歩ちやん」
すると美歩ちゃんは笑顔で「良かったね」
良くはない…
翔は…?
そう思って振り向くとすぐ後ろに翔がいた。
だけど…何とも思わなかった。
思わないようにしてた。
あたし…もう、翔が好きじゃない。