らぶとわ？

学校からの帰り道。



「…なぁ。俺の彼女になって？」

『………はぁ？』


いきなり言われた彼女宣言。


「だから、今から子春は俺の彼
　女ね☆(о＾∇＾о)」


『ちょっ！ちょっと待て！！
　私は、桜児の彼女になるなん
　て言ってないし、
　私には、好きな人だって！』

「鎌田だろ。
　あいつ彼女いるから、年上の」

ガーンΣ(οдО;)
儚く散った私の淡い恋心



『あっ！あんた。彼女は！？』　

「…別れた。ってかふられた。
　っぽい」


そういった桜児はちょっとだけいつもより小さく見えて。ちょっとだけ切なくなった。




『……………。
　だからって、なんであんたと
　私が付き合うの！？
　元カノの代わりとかヤダから
　ね。』


「代わりなんかじゃないよ。
　ただ子春が好きだからかな？」

『…かなって。なんで疑問系な
　のよ！』

「色んな人と付き合ってきて気
　付いたわけよ☆
　俺が傍にいて欲しいのは子春
　なんだって！」

『…だからってねぇ。』

「今は俺への気持ちがゼロでも
　良いよ。　
　絶対に俺なしじゃダメになら
　せてみせるから♪」


でたよ。
桜児の俺様気質。


『彼女になるのヤダって言った
　ら？』

「ヤダなんて言わせない。」

『……………。』

「うん。って言わないと、お前
　の秘密言いふらして回るから
　な。」


桜児の色んな事を私が知っているように、同じだけ桜児は私の事を良く知っている。
これが長年幼なじみをやってる悲しい性(涙)


『……分かったよ。』

「やったー(*^□^*)」



これが私たちの馴れ初め。
ロマンもなけりゃ。
運命すら感じない告白



あれから約２年
浮気されようがなんやかんやで結構続いてる。