妹でいい、莉沙が好き
未来のプロポーズ


やっぱり冬の海には人がいない



暗いなら余計に




少し海を堪能して莉沙と二人で腰を下ろせる岩に座った




「……大学合格したんだ」

「うん」



先ほどまでの明るさが一変

一気に暗くなった




「莉沙、別れない」


「なんで?」



「今日

家を出るとき

"恋人らしく出掛けよ"

って言ったのに全然恋人らしくなった……」



「らしかったよ。」




「……普通の恋人は手を繋がない?


なんで

誰にも分からない所で繋ぎ始めるの?」



小さなことだけど

不満だった

嫌だった




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