純愛バトラー
「エロい」

「淫靡ですね」

「!!」

 オレと長船の反応は予想外だったらしく、青司はショックを受けたようだ。

「まさか、会長と長船先輩にそっちの趣味が!?」

「ねーよ」

「ありえません」

 後退りする青司に、オレと長船は、間髪いれずに同時に答えた。

 フンドシで受けを取る事に失敗したせいか、青司はネタの矛先をオレに持って来た。

「会長、何でそんな普通の水着なんですか。
 きっと赤フンで来ると信じてたのに!」

「当然、前垂れ部分に『男』の文字入りですよね?」

 おいコラ長船。何涼しげな顔でネタに便乗してるんだ。
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