純愛バトラー
「あー☆ いたいた。やっと見つけたよぉ♪」

「まったく。誰が騒いでいるのかと思えば、貴方たちだったのね。恥ずかしいから大声を出すのはやめてちょうだい」

 ようやく着替えが終わったのか、小雪と千沙子がこちらにやってきた。

 小雪はいつものふわふわとしたツーテールに、ピンク色をしたフリルスカート付のビキニ水着。胸元の大きなリボンと、抱えたイルカの空気ビニール人形が、幼さを強調している。

 対して千沙子は、大胆なカットのハイレグに、へそまで深く開いたネックラインの、セクシーなワンピース水着を着ていた。

 相当スタイルが良くないと着こなせないデザインなのだが、千沙子には良く似合っている。
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