純愛バトラー
「仕方ない。そういう事ならば、そこの売店で適当に買って着替えるとしよう」

 絵理がそう言って立ち上がった時、丁度着替え終わった青司が戻ってきた。

「お待たせー。あれ、絵理さん何処行くの?」

「この格好だと不都合があるらしいからな。
 そこの売店で新しい水着を買ってくることになったのだ」

「そっかー。ちなみに、今年の流行は女性用のフンドシらしいよ」

「ほう。古き良き日本の文化が再び注目されるのはよい事だな。
 情報提供感謝する。それにしよう」

 青司の言葉に、何の抵抗も突っ込みもなく、絵理は頷いた。

 ヤバイ。目が本気だ。
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