純愛バトラー
案の定、ありがちないい雰囲気になんかなる筈も無く、スイカ割では絵理がスイカを木刀できれいに両断してみたり、長船がナマコをどこからともなく拾ってきて観察していたり、オレが小雪と一緒にかき氷を買いに行ったら、なぜか監視員に職業を質問されたり、青司が見るからにそっちの趣味の男にナンパされていたり、千沙子がナンパして来た男を下僕としてこき使っていたり、そんな愉快な状況になっていた。
「下僕A。喉が渇いたから飲み物を買ってらっしゃい」
「会長。男にナンパされても全く楽しくないです」
「何か根掘り葉掘り聞かれたねぇ。じん先輩、もしかして、監視員さんにロリコン誘拐犯と思われちゃったのかなっ☆」
「草薙先輩。このナマコ、持ち帰りは厳禁でしょうか?」
「よし、御剣流古武術奥義『西瓜斬裁剣』により両断した西瓜だ。遠慮なく食べるが良い」
……ホントに愉快だよお前ら。
「下僕A。喉が渇いたから飲み物を買ってらっしゃい」
「会長。男にナンパされても全く楽しくないです」
「何か根掘り葉掘り聞かれたねぇ。じん先輩、もしかして、監視員さんにロリコン誘拐犯と思われちゃったのかなっ☆」
「草薙先輩。このナマコ、持ち帰りは厳禁でしょうか?」
「よし、御剣流古武術奥義『西瓜斬裁剣』により両断した西瓜だ。遠慮なく食べるが良い」
……ホントに愉快だよお前ら。