純愛バトラー
「それだけ、追加料金を払ってでも青司に給仕をしてほしいと思う人間が多いということだろう。胸を張ってよいのではないか?」
「元々フロアじゃなくて、厨房希望で入ったんだよ。給料上げてくれたから別にいいけどさ」
不服そうに文句を言う青司を見て、紅葉は『ね、言ったとおりでしょ?』と言わんばかりの視線をオレ達に向けた。
バイトの不平不満をいつまでも言っていても仕方ないと思ったのか、青司はオレ達に話を振った。
「ところで、絵理さんと会長は何故ここに?」
「んー。家族の見舞いに、な」
「陣の家族もここに入院してるんだ? わたしも行っていい? あいさつしたい」
「元々フロアじゃなくて、厨房希望で入ったんだよ。給料上げてくれたから別にいいけどさ」
不服そうに文句を言う青司を見て、紅葉は『ね、言ったとおりでしょ?』と言わんばかりの視線をオレ達に向けた。
バイトの不平不満をいつまでも言っていても仕方ないと思ったのか、青司はオレ達に話を振った。
「ところで、絵理さんと会長は何故ここに?」
「んー。家族の見舞いに、な」
「陣の家族もここに入院してるんだ? わたしも行っていい? あいさつしたい」