純愛バトラー
「コスプレが基準かよ……。一体どうなるんだ。学園祭」

 カリカリ、ぺたん。

「さぁ。僕としては学園祭が盛り上がれば別に何でもいいです」

 カリカリ、ぺたん。
 カリカリ、ぺたん。

 再び皆無言になり、サインと認証印を押す作業に戻った。

 カリカリ、ぺたん。
 カリカリ、ぺたん。

「オーッホッホッホッホッホ!」

 千沙子の高笑いだけが、放課後の生徒会室にいつまでも響いていた。
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