純愛バトラー
「でも、陣と会ってから、毎日楽しいの。
こんなに毎日が楽しくなるなんて、思わなかった。病院から出られないのは変わらないけど、こうやって話すのが楽しいの。
それにね、わたしにもできることがあるんだって教えてくれたから。
前は明日なんて来なければいいと思ってた。
でも、今は違う。明日が来るのが楽しみなの」
「そっか。オレも、こうやって紅葉と話すの、楽しいよ」
どうしてこう、肝心な時に気の利いた台詞が出てこないのだろう。
真っ直ぐで嘘の無い感情をぶつけられると、どう答えていいか解らなくなる。
「明日への希望は何よりの薬だ。
それを持ち続けている限り、きっと満足のいく生を全うできよう。私にも、その手伝いができると嬉しい」
絵理の言葉に、再び紅葉はにっこりと笑った。
こんなに毎日が楽しくなるなんて、思わなかった。病院から出られないのは変わらないけど、こうやって話すのが楽しいの。
それにね、わたしにもできることがあるんだって教えてくれたから。
前は明日なんて来なければいいと思ってた。
でも、今は違う。明日が来るのが楽しみなの」
「そっか。オレも、こうやって紅葉と話すの、楽しいよ」
どうしてこう、肝心な時に気の利いた台詞が出てこないのだろう。
真っ直ぐで嘘の無い感情をぶつけられると、どう答えていいか解らなくなる。
「明日への希望は何よりの薬だ。
それを持ち続けている限り、きっと満足のいく生を全うできよう。私にも、その手伝いができると嬉しい」
絵理の言葉に、再び紅葉はにっこりと笑った。