純愛バトラー
「日本でも、クリスマスってメジャーな行事だと思ってたけど、違うのかな」
「そういう訳でもないだろう。実際、我らが通っている学校では、学校行事の中に組み込まれているし、私が触れる機会があまり無かった、というだけの事であろう」
「そうなんだ。学校でもクリスマス祝うのね」
「祝うっていうよりも、忘年会の一種みたいになってるけどな。集まって、飯食って、騒いで終わり」
「そっか。じゃあ、クリスマスは忙しいのね」
紅葉はしょんぼりと下を向いた。
「案ずるな。学校行事である以上、あまり遅い時間にはならないだろう」
「大体夜八時には終わるから、終わったらここに来るさ」
「ほんと?」
顔を上げた紅葉に、オレと絵理は笑って頷いた。
そろそろ面会の終了時間だ。
外に出ると、ひんやりとした風が、冬の足音が近付いてきたことを知らせていた。
「そういう訳でもないだろう。実際、我らが通っている学校では、学校行事の中に組み込まれているし、私が触れる機会があまり無かった、というだけの事であろう」
「そうなんだ。学校でもクリスマス祝うのね」
「祝うっていうよりも、忘年会の一種みたいになってるけどな。集まって、飯食って、騒いで終わり」
「そっか。じゃあ、クリスマスは忙しいのね」
紅葉はしょんぼりと下を向いた。
「案ずるな。学校行事である以上、あまり遅い時間にはならないだろう」
「大体夜八時には終わるから、終わったらここに来るさ」
「ほんと?」
顔を上げた紅葉に、オレと絵理は笑って頷いた。
そろそろ面会の終了時間だ。
外に出ると、ひんやりとした風が、冬の足音が近付いてきたことを知らせていた。