純愛バトラー
「はいはい、聞いてるから。で、どんな情報掴んできたんだ?」

 そうすると、良くぞ聞いてくれました! とばかりに、満面の笑みで小雪は捲し立てた。

「んじゃねー、これから生徒会に入って一緒に活動する事になる新入生の情報をお話しちゃおっかなー♪
 上の立場に立つ者としてはぁ、裏事情知ってた方が、人心掌握やりやすいでしょお?」

 にひひ、と小雪はいたずらっぽく笑った。
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