純愛バトラー
自販機で紅茶を購入し、自分の席に戻ろうしたとき、絵理がオレに気付いたらしい。
「陣、そなたも昼食か? せっかくだし、ここで食べてはどうだ」
少しためらったが、オレは絵理と青司が陣取っているテーブルに移動した。
同じクラスで席が隣同士という事もあり、絵理と青司はすっかり打ち解けているようだった。
楽しそうに、時には冗談を飛ばしながら会話に花を咲かせている。
もっとも、その話題の中身というのが、最近の内閣の政策についてとか、経済と株価についてとか、真面目なんだかオッサン臭いんだか解らない話題だったりするんだが。
かと思えば、唐突に話題が変わって、
「私は一度、学食のカレーというものを食べてみたかったのだ」
なんて言ったりする。
ああ、それで今日は弁当を持参していなかったのか。
「陣、そなたも昼食か? せっかくだし、ここで食べてはどうだ」
少しためらったが、オレは絵理と青司が陣取っているテーブルに移動した。
同じクラスで席が隣同士という事もあり、絵理と青司はすっかり打ち解けているようだった。
楽しそうに、時には冗談を飛ばしながら会話に花を咲かせている。
もっとも、その話題の中身というのが、最近の内閣の政策についてとか、経済と株価についてとか、真面目なんだかオッサン臭いんだか解らない話題だったりするんだが。
かと思えば、唐突に話題が変わって、
「私は一度、学食のカレーというものを食べてみたかったのだ」
なんて言ったりする。
ああ、それで今日は弁当を持参していなかったのか。