恋*クル


武人と付き合っていたことで悦子さんが苦しんでいたことを、麗と真千子に話すと、二人はようやく納得してくれた。



「まぁ、そんな事情があったんなら、幸せになってほしいね」

「でしょ?」



麗と真千子は、同時に溜息をついた。



「もうこの話は終わりってことで!」

「そうだね。でも梓、何かあったら……、何でも話してよ?」

「……うん。いつでも相談するから」



あたしがにこりと笑うと、麗と真千子もようやく笑ってくれた。



< 134 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop