恋*クル
「……で、俺が絡まれたとき、アニキが相手をボコボコにして助けてくれたんですよー」
「ふううん」
ヘタレが……ねぇ。
だけど。
三年の先輩から呼び出されたときのことを、ふと思う。
あれって、ひょっとしたら……
山積みになって『昼寝』していたんじゃなくて。
『失神』していた?
いやいやいや。
そんなことあるわけないでしょ。
あのヘタレが、先生でさえも手を焼く不良グループになんて……。
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