恋*クル


「……で、俺が絡まれたとき、アニキが相手をボコボコにして助けてくれたんですよー」

「ふううん」



ヘタレが……ねぇ。


だけど。

三年の先輩から呼び出されたときのことを、ふと思う。


あれって、ひょっとしたら……

山積みになって『昼寝』していたんじゃなくて。

『失神』していた?



いやいやいや。

そんなことあるわけないでしょ。

あのヘタレが、先生でさえも手を焼く不良グループになんて……。


< 76 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop