戦国サイダー
しかもこの状況、圧倒的に私が不利!!
「あ、いや、うぅ、えっと、おっ……」
何をあいうえお順に呻いているんだ。
「ごっ、ごめんな――え……?」
とにかく謝るべし! の私に降りかかってきたのは、怒号でもなく、反撃でもなく。
優しい、てのひらだった。
その大きく無骨な手が、そっと頬に触れて、ゆっくりと顎へと移動する。
顔を見れば、まだ怒ったまま。
でも眉根が寄りつつも、双眸は私の目を見ていた。
「つ、つぐと……」
「あと暫く、このままでいさせてくれ」
予想外の展開に戸惑う私に、更に混乱を招く言葉。
嫌とかそういうのじゃなくて。
ただ、慣れない。
「あ、いや、うぅ、えっと、おっ……」
何をあいうえお順に呻いているんだ。
「ごっ、ごめんな――え……?」
とにかく謝るべし! の私に降りかかってきたのは、怒号でもなく、反撃でもなく。
優しい、てのひらだった。
その大きく無骨な手が、そっと頬に触れて、ゆっくりと顎へと移動する。
顔を見れば、まだ怒ったまま。
でも眉根が寄りつつも、双眸は私の目を見ていた。
「つ、つぐと……」
「あと暫く、このままでいさせてくれ」
予想外の展開に戸惑う私に、更に混乱を招く言葉。
嫌とかそういうのじゃなくて。
ただ、慣れない。