戦国サイダー
いや、正確には連れまわされて疲れたのか喫煙コーナーで煙草ふかしてるお父さんとか、買い物なんかよりゲームに夢中な子どもたちとかいるんだけど。
でも、やっぱりなんだか私だけ別みたい。
それもこれもあの能天気兄貴のせいだ……たぶん。
「はあ……ってあらら」
またしてもすごくベタな展開。
背の高い男前二人が、おねーさん二人に声かけられてる。
今私が立っているところから距離にして五十メートル程先。
何かの買い物が終わって出てきたところだろう、衣料品店の前で兄と鬼虎が足止めをくらっていた。
二人に声をかけているのは、二十代前半ぐらいの派手なおねーさんたち。
おねーさん二人組はそろって栗色の巻き髪で、原色のミニワンピで、ウエッジソールのサンダル。
カチューシャまでお揃いで、言っちゃなんだけど、夏の量産型。
顔まではわからないけれど、あの二人に声かけることが出来るんだからさぞやご自慢のお顔をお持ちなんでしょう。
でも、やっぱりなんだか私だけ別みたい。
それもこれもあの能天気兄貴のせいだ……たぶん。
「はあ……ってあらら」
またしてもすごくベタな展開。
背の高い男前二人が、おねーさん二人に声かけられてる。
今私が立っているところから距離にして五十メートル程先。
何かの買い物が終わって出てきたところだろう、衣料品店の前で兄と鬼虎が足止めをくらっていた。
二人に声をかけているのは、二十代前半ぐらいの派手なおねーさんたち。
おねーさん二人組はそろって栗色の巻き髪で、原色のミニワンピで、ウエッジソールのサンダル。
カチューシャまでお揃いで、言っちゃなんだけど、夏の量産型。
顔まではわからないけれど、あの二人に声かけることが出来るんだからさぞやご自慢のお顔をお持ちなんでしょう。