戦国サイダー
かくいう私の両手も服やら化粧品やらの紙袋で埋まっている。
「この間気前のいい客に心付け五万ももらっちゃってさ」という夏梅ねぇが、どんどん私に物を押し付けてくるのだ。
全部買ってもらってるんだけど……もう二人で五万以上使ったような……
ちなみに夏梅ねぇの勤める旅館は田舎にあるとはいえ高級旅館。
昔家族で招待されて行ったら、あまりの格式の高さに場違い過ぎて全然のんびりできなかった。
「ここでいい?」
夏梅ねぇが足を止めたのはインテリアのお洒落なカフェ。
まあ聞かれはしたものの、頷く前に夏梅ねぇは入ってるんですけどね。
私も続けて入るとすぐに店の奥のソファ席に案内してもらえた。
クーラーの冷たい風が、シーリングファンによって攪拌され、心地よい風になって降りてくる。
二人でメニューを見て、あれがいいこっちもいいと散々悩んで。
私はアイスミントティとガトーショコラを、夏梅ねぇはアイスモカとブルーベリーチーズケーキを頼んだ。
「この間気前のいい客に心付け五万ももらっちゃってさ」という夏梅ねぇが、どんどん私に物を押し付けてくるのだ。
全部買ってもらってるんだけど……もう二人で五万以上使ったような……
ちなみに夏梅ねぇの勤める旅館は田舎にあるとはいえ高級旅館。
昔家族で招待されて行ったら、あまりの格式の高さに場違い過ぎて全然のんびりできなかった。
「ここでいい?」
夏梅ねぇが足を止めたのはインテリアのお洒落なカフェ。
まあ聞かれはしたものの、頷く前に夏梅ねぇは入ってるんですけどね。
私も続けて入るとすぐに店の奥のソファ席に案内してもらえた。
クーラーの冷たい風が、シーリングファンによって攪拌され、心地よい風になって降りてくる。
二人でメニューを見て、あれがいいこっちもいいと散々悩んで。
私はアイスミントティとガトーショコラを、夏梅ねぇはアイスモカとブルーベリーチーズケーキを頼んだ。