戦国サイダー

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「おかえり」



たった三日なのに、随分と顔を見てなかったような気がする。



「……疲れたな」



お前は残業帰りのサラリーマンか。


ただいま、はなくてもせめて他に何か言ってもいいんじゃない？



確かに玄関を上がるその姿は疲れてますけど。


買い物に行って以来好んで甚平を着るようになったあたり、やっぱりジーンズは慣れないんでしょうけど。



というかそれ以前に兄がいませんが、まあそれは置いといて。



「その紙袋……何？」



着替え諸々の鞄とは別の大きな紙袋。



さっさと茶の間へ向かう虎の後ろを追いかけて聞いてみる。


　
「かみ……ああ、これか」



でも虎はそれだけうわ言のように言って茶の間へ入ってしまった。


その上ぶっきらぼうに「茶を」と……