戦国サイダー
だからお前は長年会社勤めして家族とはろくに喋ろうともしない初老のサラリーマンかっつの!
ああ、ほんと私なんでこんな奴好きなんだっけ?
そんなこと思いながら素直に麦茶を用意してる私も私ですけど!
ついでにお盆に葛饅頭なんかも載せちゃいますけどね!
色んな意味で溜め息をつきたいような気分で茶の間に入ると、虎はいつもと変わらず胡坐をかいて、腕を組んで座っていた。
……だけど、何故か紙袋がいつも私が座る辺りに置いてある。
「……何?」
お盆から麦茶と葛饅頭の器を移動させつつ問う。
何故私のところに置いてある……? 洗濯物?
「くれてやる」
「くっ……くれっ!?」
思わず声が裏返り、変な鳥の鳴き声みたいな私。
それを鼻で笑いつつ、麦茶を啜る虎。
どうでもいいけど、グラスに入った冷たい麦茶を未だに啜る虎がちょっと可笑しい。
ああ、ほんと私なんでこんな奴好きなんだっけ?
そんなこと思いながら素直に麦茶を用意してる私も私ですけど!
ついでにお盆に葛饅頭なんかも載せちゃいますけどね!
色んな意味で溜め息をつきたいような気分で茶の間に入ると、虎はいつもと変わらず胡坐をかいて、腕を組んで座っていた。
……だけど、何故か紙袋がいつも私が座る辺りに置いてある。
「……何?」
お盆から麦茶と葛饅頭の器を移動させつつ問う。
何故私のところに置いてある……? 洗濯物?
「くれてやる」
「くっ……くれっ!?」
思わず声が裏返り、変な鳥の鳴き声みたいな私。
それを鼻で笑いつつ、麦茶を啜る虎。
どうでもいいけど、グラスに入った冷たい麦茶を未だに啜る虎がちょっと可笑しい。