戦国サイダー
慣れない出来事に疲れたのか、虎も文句を言うことなく頷いたので参拝道を北へ上がってゆく。


途中、人にぶつかって何故か置いて行かれそうになったので、見失わないようにと虎の袖を掴んてみた。


嫌な顔されるかとか、振りはらわれるかもとか、どきどきだったけれど。



一瞬私を見てから何も言わずに前を見直したので。





なんだかちょっと、ううん、かなり嬉しくなってしまった。


 
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