戦国サイダー
ピンチ、思わず距離を取ろうと動いてしまう。


が、あっさり左腕を掴まれ、阻止。



「おっ……おはよう……ござい、ます」



朝虎さん、私を見逃して下さい!



「安心しろ、儂は疾うに起きておる」


「すみまっ……へ?」



目が合うと、確かに朝虎っぽくはなかった。


えーとつまりとっくの前に起きてて、とうに朝虎モードは解除されてるってこと?



「やはり、先日何かあったのだな」



ってそんな怖い顔で言われても答えられません。



曖昧に笑っていると、再び溜め息をつかれてしまった。


ちょっと話題を変えてしまいたい。


 
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