戦国サイダー
「帰るか、すず」
どきどきしていたら、継虎様はそれだけ言って私の横を歩き出した。
ほっとしつつその後をすぐに追う。
もうだいぶその表情はわかりにくくなってきたけれど。
なんとなく、継虎様がいつもより機嫌が良いように思えた。
余程楽しい夢を見たのだろうか。
羨ましいな。
「継虎様、なんだか良い香りがしますね」
少し後ろから歩きつつ、言ってみる。
普段ならあまり声はかけないのだけれど、今なら大丈夫な気がしていた。
「そうか」
返事はそれだけ。
でもなんとなく、嬉しそうに見えて、私も嬉しくなってくる。
どきどきしていたら、継虎様はそれだけ言って私の横を歩き出した。
ほっとしつつその後をすぐに追う。
もうだいぶその表情はわかりにくくなってきたけれど。
なんとなく、継虎様がいつもより機嫌が良いように思えた。
余程楽しい夢を見たのだろうか。
羨ましいな。
「継虎様、なんだか良い香りがしますね」
少し後ろから歩きつつ、言ってみる。
普段ならあまり声はかけないのだけれど、今なら大丈夫な気がしていた。
「そうか」
返事はそれだけ。
でもなんとなく、嬉しそうに見えて、私も嬉しくなってくる。