戦国サイダー
夏休みが明ける直前、満面の笑みで両親は旅行から帰ってきて。


その同じ日に、大量の荷物が家に届き。


一箱分、私へのお土産だということに笑った。


きっと当たった宝くじ分たっぷり使ってきて、明日からまたいつもの生活に戻るのだ。



それまで一緒に家にいた兄も、大学が始まっているからと一人暮らしのアパートへと帰っていった。





また、いつもの日々がやってくる。





夏は――終わり。


 
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