戦国サイダー
「いやいや、お客人を一人にして申し訳ない。ってなわけで、風呂でもどう?」



…………ん?


なんか日本語が可笑しくありませんか、お兄様。


前半と後半が繋がってませんよ?



それにその鬼虎は警戒心の塊みたいな人だから、いくらなんでも……



「そうだな」



「ないない……ってええええっっ!?」



兄を押しのけて客間を覗くも、そこにいたのは確かにあの鬼虎。


さんざん私を化け物扱いして、刀突きつけ、挙句毒味までさせたあの鬼で虎な奴。



それが……



それが……兄の言葉には素直に応じるってどうよ!?



「着替えはオレの貸すし、その間にお前は飯の準備でもしてて」


 
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