戦国サイダー
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メニューは白米、しじみのお味噌汁、鮭の塩焼きに納豆、お新香、卵。
えらく日本の朝ご飯と化していた、兄よ、なかなかやるな。
普段はトーストとベーコンエッグで済ませるけど、まあ三人目がいるだけに仕方がない。
事実、このメニューを見て鬼虎の眉間の皺が少し和らいだ。
準備はすっかり兄がしてくれていたので、私は急須にほうじ茶を準備する。
これまた時代を感じさせる緑色の扇風機が今にも壊れるんじゃないかという音を立てて回っているものの、涼しくはない。
ただそれでも朝ご飯は暖かくていいだろうと、三つの湯呑にほうじ茶を注いだ。
そして食事は始まり。
「……ね、お兄ちゃん、天文十一年で合ってる?」
「ああ、合ってる合ってる。ちなみに一五四二年」
兄の唐突な質問から、食卓は不思議な雰囲気に包まれていた。
メニューは白米、しじみのお味噌汁、鮭の塩焼きに納豆、お新香、卵。
えらく日本の朝ご飯と化していた、兄よ、なかなかやるな。
普段はトーストとベーコンエッグで済ませるけど、まあ三人目がいるだけに仕方がない。
事実、このメニューを見て鬼虎の眉間の皺が少し和らいだ。
準備はすっかり兄がしてくれていたので、私は急須にほうじ茶を準備する。
これまた時代を感じさせる緑色の扇風機が今にも壊れるんじゃないかという音を立てて回っているものの、涼しくはない。
ただそれでも朝ご飯は暖かくていいだろうと、三つの湯呑にほうじ茶を注いだ。
そして食事は始まり。
「……ね、お兄ちゃん、天文十一年で合ってる?」
「ああ、合ってる合ってる。ちなみに一五四二年」
兄の唐突な質問から、食卓は不思議な雰囲気に包まれていた。